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2011.06.04
携帯電話の電磁波とがん発症の関連性
昨日、WHO(世界保健機関)の専門組織の国際がん研究機関(IARC)が、
携帯電話の電磁波とがん発症の関連性についての調査結果を発表しました内容をワイドショーで取り上げられていました。
それは、
「(脳のがんの一種である)神経膠腫や、耳の聴神経腫ようの危険を高めることを示す限定的な証拠がある」
というものでした。
米のCNNは、 「WHOが、携帯電話の使用は、クロロホルムや排気ガスの発がん性物質と同じく発がん性の危険がある」
と報道しています。
WHO: Cell phone use can increase possible cancer risk
⇒ http://edition.cnn.com/2011/HEALTH/05/31/who.cell.phones/index.html
今や世界50億人が利用している携帯電話だけに、世界に衝撃を与える報告です。
電磁波は今までも何度も問題になっていたことですが、
今回初めてWHOが指摘したことによって、
少なからずリスクがあるということが分かりました。
今回の調査結果に対して、世界各国の科学者からは批判もあるようですが、
少しでも健康に害を及ぼす可能性があるものは早めに注意喚起するというIARCやWHOの姿勢の表れです。
国やメーカーも本気で対応していかないといけないでしょう。
ただ、携帯電話の利用者の私たちは、国やメーカーに全責任を委ねる姿勢ではなく、
リスク回避は自分ですることが大事です。
予防策は、「長時間通話しない」、「マイク付きイヤホンを付ける」
などが考えれます。
あと、子供の頭蓋骨や頭皮は大人よりも薄いため、
大人よりも影響を受けるかもしれないとも言われています。
お子さんがいる親は注意すべきでしょう。
ちなみに、電磁波を出す電子レンジやラジオ、テレビや、各種無線通信なども
検証されたようですが、これらは発がん性との関係はないと結論づけたとのことです。
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